ダイエットである程度減量に成功しても、その後再び体重が増えることをリバウンドと呼びますが、それを繰り返すことを、ウェイト・サイクリング、またはおもちゃのヨーヨーに例えて、ヨーヨー現象とも呼ばれます。
リバウンドを繰り返すたびに、どんどん痩せにくく、太りやすい体質に変化していくことです。
いわゆるダイエットマニアの人が、よく陥りやすいとされます。
計画性のないダイエットに走ると、ヨーヨー現象を招くだけの結果に終わります。
ヨーヨーダイエットしていませんか?
ダイエット
リバウンド
ダイエット を繰り返しすうちに、減量時に脂肪だけでなく筋肉量や骨量まで落ちてしまいます。
そして、リバウンド後に、減った筋肉や骨が補充されず、不足分が脂肪に置き換わってしまうという現象が起こります。
この現象を繰り返すことを、ヨーヨー現象(ウエイト・サイクリング現象)と呼びます。
これを何度も繰り返すと、基礎代謝が下がり、減量以前よりもむしろ太りやすい体質に、どんどん変わってしまいます。
ますます筋肉の削げ落ちが進み、そのかわりに脂肪組織で充填されてしまうというわけです。
運動を行わず、食事制限のみでダイエットを行う人に多く見られます。
- なぜ、このようになるのでしょうか?典型的なパターンは...
- 1:ダイエットを始めた。
- 2:まず食事量を減らしてみる。
- 3:今まで運動習慣がないため、ほとんど運動はしない。
- 4:すると、体脂肪は順調に減るが、筋肉も同時に減っている。
- 5:筋肉が減ると、基礎代謝が落ちてくる。
- 6:停滞期に突入。努力しても減量できず挫折する。
- 7:ダイエットを中断して、食事を元に戻す。
- 8:そしてリバウンドで体重が元にもどる。
このようなパターンの場合、5kgは減量に成功していたとしても、減らした内容が問題!
脂肪が3.5kg、筋肉が1.5kg少なくなっていた人の場合、再び同じ体重まで戻ったとすれば、増える5kgは脂肪のみ。
見かけ上の体重は以前と同じなのですが、筋肉1.5kg分が脂肪1.5kgに置き換わっています。そして、基礎代謝まで落としてしまっています。
- これを何度か繰り返すととどうなるでしょうか?
- 筋肉量が、ダイエットの回数とともに減っていく。
- すると体脂肪だけがどんどん増える。
- 年齢も上がるため、基礎代謝も自然と落ちてくる。
- そして、若い時と同じ量を食べても太りやすくなる。
- 筋肉量が減っているので、脂肪が燃えにくい身体となっている。
- そして簡単に痩せられなくなくなる。
- 頑固な脂肪の塊でできた、見事な中年太りのできあがり♪
このヨーヨー現象(ウェイト・サイクリング)を防ぐためには、まず、筋トレ的な運動の実践が必須ということになります。運動抜きダイエットでは、必ずと言ってよいほどリバウンドする結果になります。
軽いダンベルなどを使った、低負荷のトレーニングでも効果はあるので、食事制限だけでなく、筋力トレーニングも絶対に取り入れて行きましょう。
アメリカのある研究機関の発表では、こうした無理なダイエットを繰り返していると、食事制限に対して次第に体が反応しなくなるばかりでなく、体重の変動が大きいほど、死亡率を高めることも分ってきました。
またヨーヨー現象を引き起こすと、3年から5年で糖尿病などの生活習慣病や、高血圧症に悩まされる統計も明らかになってきています。
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