さっきご飯をお腹いっぱい食べたはずなのに...ショートケーキやチョコレートは別腹?
理性では「ダメダメ!」と我慢してみても、頭の中が甘い物のことでいっぱいになってしまいます。
「甘い物に目がない!のは、女の子ならしかたがないじゃん♪」といわれる方も多いと思います。
でもそうでない場合もあることも知っておきましょう!
炭水化物依存(中毒)症とは?
体に入った炭水化物に対する、インスリンの分泌が過剰になり、炭水化物を取ればとるほどインスリンが生産されてしまうのに、また炭水化物が食べたくなってしまうという悪循環な状態になっていることをいいます。
インスリンが多すぎると、インスリン受容体(インスリンと結合する分子)が減少し、血液の中のブドウ糖とインスリンが細胞に取り込まれづらくなります。
すると、セロトニン(神経伝達物質)が十分に分泌されず、満腹感を感じづらくなります。
何故かパンが無性に食べたくて仕方ない状態になってしまい、1枚2枚じゃおさまらず、食パン一袋くらいペロリと食べてしまったり...
この衝動は、炭水化物を食べるほどに強くなり、食べることが止められないというのです。
炭水化物は、白米やパン、麺類、じゃがいも、さつまいもなどに多く含まれる、「糖質」「デンプン」などのことで、消化酵素によって糖分に変わり、人が動くために必要なエネルギー源となります。
ですが、炭水化物を多く摂り過ぎると、余分なエネルギーは、脂肪として貯蔵され、肥満の原因となります。
- 【炭水化物依存症の兆候】
- 食べることが頭から離れない。
- 食事で満腹・満足感が得られない。
- 食後2〜3時間も経っていないのに、また何かを食べたくなる。
- 原因不明の不安を覚えることがある。
- 突然感情が高ぶることがある。
- 体がだるいなど、疲労感がいつもある。
で、治療法はあるのかというと、お酒やタバコと同じで、食べるのをやめるしかないそうです。
ある程度戻ったら、正常な量を摂取できるようにしていくのです。
低炭水化物ダイエットとは?
低炭水化物ダイエットとは、アメリカのロバート.C.アトキンス博士が考案したダイエット方法です。
炭水化物依存症の人のためのダイエット方法で、炭水化物の摂取量を制限することで、血糖値をコントロールし、体質改善や減量を目標としたダイエット方法です。
基本的な低炭水化物メニューと、自分の好きなものとを組み合わせることで、炭水化物への欲求を徐々にへらし、心のコントロールと、減量や体重の維持をしていきます。
自分の好きなものを組み合わせることで、「食べたい物を我慢する」ことからくる欲求不満のストレスも少ないとされ、続けやすいダイエットとして注目を浴びています。
他のダイエットとは違い、カロリー計算などの面倒な手間がなく、自分自身の生理的メカニズムで、自然にカロリーを摂るのを減らします。
炭水化物の「1回の摂取量」を減らすのではなく、炭水化物を「摂る回数」を減らしていくのです。
また、1日1回なら、1時間以内に食事を終えることを前提に、炭水化物を好きなだけ食べられることで、無理なく進めることができ、リバウンドの危険が少ないダイエット方法です。
低炭水化物ダイエット
は、炭水化物依存(中毒)症の人向きのダイエットです。炭水化物依存(中毒)症の人が、そうでない人と同様に食べていては、結局ダイエットに失敗し、さらに痩せにくい体質を作るだけの結果に終わってしまいます。
まずは、自分が炭水化物依存(中毒)症なのかどうかを、調べるところから初めてみましょう。
炭水化物中毒チェック