ホメオスタシスは、ダイエットの誰もがはまる落とし穴的存在です。スルスルと短期で調子よく体重が落ちた人は要注意!
頑張ってダイエットしても、最後の最後で「ホメオスタシス発動!」というケースが以外にも多い...。
必要な栄養素を摂らない「食事制限ダイエット」や、筋肉をつけない「運動抜きダイエット」をするとコレが起こります。
ホメオスタシスの罠!
ホメオスタシスは、急激に体重が減少することで起こります。1ヶ月に5%以上体重が減少すると、危機感を察知して働き始めるといわれています。
ホメオスタシスが働き始めると、苦しい思いをして食事を減らしても、殆ど体重は減らない状態に陥ります。
ホメオスタシスのスイッチが入った体の状態は、ダイエットを始める前よりも少ないエネルギーしか使わない身体に変化しています。すると...
- 【ホメオスタシスのスイッチが入ると...】
- ダイエット前より脂肪を溜め込もうとする体質に変化...
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- 非常時のため、少ないエネルギーしか使わない!
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- 同じカロリーの食事でもカロリーオーバーに...
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- そして、体重は増える!
- これがリバウンドのメカニズムです。
さらに怖いのは、ダイエットをやめても一定期間(※個人差はあるが、1ケ月程度)ホメオスタシスは機能し続けているというところです。
この状態で、ダイエット以前と同じ食事に戻してしまうと、使うカロリーは少ない、脂肪がさらに蓄えられやすくなっている状態で、食事を増やすことになり、ダイレクトに体重は増加します。
これが「ダイエット後に太った!」典型的なリバウンドのタイプです。
- 【ホメオスタシスのスイッチが入った状態でダイエットをやめると...】
- ダイエット前よりも少ないエネルギーしか使わない身体になっているのに...
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- ダイエット前と同じ食事に戻すと...
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- ダイエット前よりもエネルギーが使われず、脂肪として蓄えられやすい!
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- そして、体重は増える!
- ホメオスタシスのスイッチが切れるまでがダイエット期間です。
このホメオスタシスのメカニズムをきちんと理解しないままダイエットを始めた多くの人が、ダイエット以前より、「太りやすく痩せにくい体」を作っただけとなり、後々のダイエットをさらに難しくしてしまう傾向があります。
結論は、まず体重減少のペースを月5%以内に抑えたほうが、結果的に近道になると言えるようです。
また体重の減少が身体に定着してくるのは約1ヵ月後であるということで、「ホメオスタシス」のスイッチが切れ、元に戻るのもおよそ1ヵ月後です。
つまり、体重変化がなくなってから、減らした体重を約1ヵ月維持し続けることができれば、リバウンドも起こらないという事になります。
体重に変化のなくなる停滞期は、「ダイエットが次の段階に差し掛かった」という、カラダからのサインです。
停滞期と考えるよりも、「カラダに憶えさせる定着期なんだ!」と考えを切替れば、気持ちも楽になり成功に近づくと言えます。