おいしい物を、気兼ねなく、たくさん食べたいとは誰もが思うことですよね。
そして、お腹がいっぱいになるまで食べて、食べ過ぎてしまうこともたびたびです。
ショックで何も喉を通らないということがあるように、過剰なストレスは食欲を無くす事があります。
反面、会社や学校での人間関係など、近所づきあい、家族間のトラブルなど、慢性的なストレスは食欲を増進し、肥満を招きます。
ダイエットがなかなかうまくいかない原因の一つが、このストレスと食欲との関係なのです。
ストレスのかからないダイエットはありません!
食べ過ぎてもまったく太らずに、体も壊さないなら、どんどん食べてもかまわないのですが...
ダイエット中に限らず、健康な毎日を過ごしたいのなら、「腹八分目」でとどめておくのがやはり正解なのでしょう。
でも、この「腹八分目」が一番難しい難しいことではないでしょうか?
食事はなんとか「腹八分目」で止められたにしても、残りの「二分」を、結局食後のデザートで埋めてしまう。
食べ過ぎがからだに良くないことはわかっていても、お腹いっぱいではない状態で食べることをやめるのは、
とても難しいことです。
ダイエットを行う上で避けて通れないのは「食事制限」です。ダイエットは今までの食生活を大きく変える必要があり、好きなものを食べられないというストレスが体にかかります。
いくら自分から始めたことであっても、脳やカラダは簡単には理解してくれません。
他人と一緒に食事をする場合など、おいしそうに制限なくほおばっている人を見ると、その人が悪いわけではないのに、なぜか腹が立って来たり...
また、ジョギングやストレッチなど、「運動」をするダイエットの場合、今まで運動から遠ざかっていたこともあり、カラダが慣れるまでは、やはりストレスの原因となるでしょう。
ダイエットにおいて、【ストレス】は、避けて通れないものですが、有効な対処方法を練習して身につけることで、ストレスからの影響を最小限にコントロールすることが出来ます。
ダイエットストレスに負けそうな人は、ストレスマネージメント
についての視点を持ち、受け止め方を変えたり、自分にあったストレスへの対処法を見つけ出しましょう。
「ストレスのかからないダイエットはありません。」このことを十分理解したうえでダイエットを始めましょう。
そうすれば少しはココロが軽くなります。
ストレス・コーピングとは?
生きている限り、ストレスは大なり小なりついてまわるものです。ストレスの全てを回避するのは非常に難しいことでしょう。むしろ、多少のストレスは必要な場合もあります。
ストレスによる緊張状態が長く続くと、身体的にも精神的にも大きな負担となりますが、全くストレスのない状態もまた大きなストレスになります。
ストレッサー(ストレスの原因となるもの)をなくすために、人間や動物が意識的に行う行動パターンや思考のことで、主に問題焦点型対処と情動焦点型対処に分かれます。
【問題焦点型対処】 は、ストレスの原因を突き止め、状況を変えることです。
満員電車がストレスなら、「少し家を早く出て、ラッシュ時間を避けよう」というように原因をハッキリさせ、そのストレスを軽減するにはどのようにすれば行動すれば良いか考え、状況を変えるというストレスコーピングです。
【情動焦点型対処】 は、ストレスコーピング
をするため、意識を変えることです。
朝から雨模様だとテンションも下がりがちですが、「でも雨だと、お日様浴びるより日焼けしなくていいね〜」と意識を切り替えるように、悪い面ばかりではなく、いい面を考えるように、意識を変えるというストレスコーピングです。
悪い例ですが、八つ当たりや責任転嫁なども、一種のストレスコーピングです。
コーピングレパートリーを増やす!
ストレスと上手に付き合うためには、自分なりのコーピングレパートリーが多いと便利です。
コーピングレパートリーとは、【自分なりの多様なストレス対処法を用意しておく】ということです。
コーピングレパートリーを増やすには、日常生活で楽しく感じた瞬間や、気分がスッキリした事に、常にアンテナを張っておき、そして色々と試してみることです。
代表的なものでは「買い物をする」「音楽を聴く」「アロマテラピー」など一人で行うものや、「カラオケをする」「友達とおしゃべりする」「ママさんバレー」「エアロビクス」など、他人と行うものなどがあります。
もちろん「美味しいものを食べること」も、コーピングレパートリーに入りますが、
「ものを食べる」というのでは、ダイエットのコーピングには少し不向きです。
このような自分なりのコーピングレパートリーを把握しておくと、ストレスが小さなうちに対処することができるんですね。
どんなコーピング方法でも、自分に合っていればOKです!
コーピングのやり方に良い悪いはありません。また、万人に効くコーピングというのも存在しません。
自分が心地よいと感じ、ストレスがたまらないようバランスがとれていればいいのです!
ただ向上心が高い人で、「我慢する」「一生懸命がんばる」ということをベースにおいた、コーピング法を選んでいる人は、気がつかないうちに、イライラや疲労感がたまりやすく、他人に負担を掛けていることが多いので注意が必要です。
自分に合ったコーピング方法を見つけるためにも、周りの人のコーピング・スタイルを参考にして、自分のやり方を一度見直してみましょう。
(参考記事:ストレス・マネジメントとは?
)
法則その

コーピングでストレスマネージメント!
ダイエットとは、メンタルなものです。精神的に安定していないと、絶対に成功しません!
ストレスを、ソフトに受け止めることができると、ダイエットはかなり楽になってきます。
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