アロマテラピーで用いる精油(エッセンシャルオイル)マッサージとは、芳香成分を皮膚や、呼吸から直接吸収させるテクニックです。
精油の芳香分子は分子量が小さく、親油性が高いため、マッサージにより経皮吸収(皮膚から吸収)され、毛細血管に入り、全身にさまざまな薬効をもたらします。
また、マッサージを行いながら精油の香りをかぐことで、リラックス効果など香りの生理作用も得られます。
とても大切な、精油(エッセンシャルオイル)とキャリアオイル選び!
アロママッサージは、精油をとり込む効果が高いテクニックですので、100%植物から抽出された天然のものを選びましょう。
合成のアロマオイルや、ポプリオイルはアロマテラピーでは用いることができないので、精油に似た外見の合成オイルと混同しないように注意しましょう。
また、希釈用のキャリアオイルも、人間の皮脂の成分に近く、そして酸化しにくい、品質の確かなものを選んでください。
また、さらさらしたものから、粘り気が高く重たい肌触りのものまで、種類によって使用感が大きく異なります。
キャリアオイルを選ぶ場合には、自分の肌質や症状や、精油との相性を合うものを確かめてから選びましょう。
パッチテストも忘れずに...
初めてアロママッサージやアロマバスなどで使用するときは、必ずパッチテストを行うようにしてください。
天然由来で無添加の物でも、人によってはアレルギー反応が起きることがあります。
※パッチテストとは、初めて使用する商品を本格的に使用する前に、ご自分の皮膚の一部に商品を少し塗り、アレルギー反応が出ないか確認するものです。
パッチテストの方法はこちら≫≫
キレイになれるアロマセルフマッサージ手順(二の腕基本編)
〜二の腕を細くすっきりと〜
フェイシャル
デコルテ
ハンドマッサージ
お腹
下半身
ふくらはぎ
足先
手順1右腕を伸ばして、左手で右腕の手から、脇の下へ向けて腕全体に、アロマオイルをのばしていきます。
このとき、脇のリンパに流すイメージで...
同様に左腕を行います。
手順2ひじを軽く曲げ、親指を腕の内側に、他の4本の指を外側にして、●印のラインに沿って、5秒ずつプッシュしていきます。
押すと痛い部分は老廃物が溜まっている箇所なので、ほぐしてあげて下さい。
左も同様に行います。
※マッサージしていると、丸印のラインに沿って、肉の境目があるのがわかると思います。
手順3親指を腕の内側に、他の4本の指を外側にして腕を持ち、手首からわきの下まで、腕を絞っていきます。
※余分な脂肪を柔らかく、そして老廃物を脇のリンパに流すイメージで...
左も同様に行います。
手順4
二の腕を肩の高さに上げて、たるんだ部分を揉みほぐしていきます。
左も同様に行います。
たるんだ部分の老廃物を、脇のリンパに流すイメージで...
手順5ワキ下に手を入れて、背中側の腕の付け根の肉を、しっかりマッサージしていきましょう。
左も同様に行います。
※リンパを流すイメージで、もみほぐしましょう。
手順6
手順5と同様に、前側の腕の付け根の肉をつかんで、揉み解します。
左も同様に行います。
※リンパを流すイメージで、もみほぐしましょう。
【アロママッサージの前に!】
アロマテラピーで用いる精油(エッセンシャルオイル)マッサージとは、芳香成分を皮膚や、呼吸から直接吸収させるテクニックです。
でもつい忘れてしまいがちなのが、マッサージ前の手洗いです。
汚れた手でマッサージすることは、その汚れや雑菌を体になすりつけることになります。
また新型インフルエンザや、嘔吐下痢の感染予防対策としても、正しい手洗いの仕方は、覚えておきたいものです♪
マッサージ前の手洗いの仕方≫≫
【アロママッサージの後は?】
マッサージの後は、肌にオイルを浸透させるため、3〜6時間位おいておくのが効果的です。
※但し、光毒性のある精油を使用した場合、外出時にはきれいに洗い流してください。日焼けを起こし、シミの原因になります。
キレイにふき取ったり、洗顔料などで洗い流さないほうが効果はあります。
しばらくおいて、蒸しタオルなどで軽くおさえる程度に、オイルを拭き取るか、ぬるま湯で軽く洗い流す程度にしてください。
マッサージ後は代謝が良くなっているので、水分補給を行うと、体内の老廃物の排出に効果的です。
残ったマッサージオイルは、遮光ビンに入れて、冷蔵庫(冷暗所)に保管し、早めに使いきりましょう。
※柑橘系の精油をブレンドしたマッサージオイルは、劣化が早いので、1週間以内で使いきれる量だけを作りましょう。その他のものでも、1ヶ月程度で使いきれる量を作るとよいかと思います。
(詳細:アロマオイルの作り方
)
【※アロママッサージで特に注意してほしいこと】
初めて使う精油をブレンドした場合、パッチテストを必ず行っておいてください。
ケガや傷のある部分には、マッサージオイルをつけないでください。
体調や気分が優れないときには無理に行わないでください。
乳幼児には精油をブレンドせず、キャリアオイルのみで行ってください。
妊娠中や65歳以上の高齢者の方は、禁忌表
をご覧の上、精油の割合を通常の50%でブレンドしてください。
アロママッサージ後に、体調や気分が悪くなったと感じたら医師の診察を受けてください。