7歳以下の乳幼児には慎重に... (詳細:禁忌一覧表
)
妊娠~出産~離乳を通して、母子ともに薬はなるべく使いたくないという人や、赤ちゃんの成長と精神的安定にとってよいということで「ベビーマッサージ」なども流行し、アロマテラピーに注目が集まっているようです。
「子供におすすめのアロマ」など、ネット上には、様々な情報がありますが、量だけでなく使用しても良い精油の制限もあります。母子ともに安全に行うことが条件ですので、エビデンス(根拠・証拠)のしっかりした専門書をガイドにして、安全に行うようにしてください。
子供の場合の使用については...
生後3カ月〜1歳半までの乳幼児には、成人の1/4
使用可能精油(カモミール、ラベンダー)
1歳半〜7歳までの小児には、成人の1/2
使用可能精油(カモミール、ティートリー、ラベンダー)
8歳〜14歳までの児童には、成人の1/2〜同等程度
使用可能精油(大人と同じ)
(詳細:母と子のアロマテラピー
)
プレママ・妊婦さんへ。妊娠中のアロマテラピーは?
薬をあまり飲みたくない妊娠期間こそ、アロマテラピーを有効利用したいものですが、
期間中使用してはいけない精油がありますので注意して下さい。
妊娠中は精油の成分などを、きちんと確認して使うことが重要です。
ホルモンのバランスに作用したり、子宮に影響をもたらす精油があるので、専門家のアドバイスを参考に行って下さい。
ただし注意が必要なのは、アロマバスで楽しんだり、全身マッサージをすることで、アロマポットやディフューザーなどを利用し、芳香浴する分にはそこまで神経質になることはありません。
妊娠初期に使えない精油 (詳細:禁忌一覧表
)
カモミール、クラリセージ、サイプレス、シダーウッド、ジャスミン、ジュニパー、ゼラニウム、ペパーミント、マージョラム、ミルラ、メリッサ、ヤロウ、ラベンダー、ローズ、ローズマリー
妊娠中期・後期に使えない精油
クラリセージ、サイプレス、シダーウッド、ジャスミン、ジュニパー、ゼラニウム、ペパーミント、マージョラム、ミルラ、メリッサ、ヤロウ、ローズ、ローズマリー
妊娠初期から使える精油
グレープフルーツ、スイートオレンジ、ティートリー、ネロリ、 パルマローザ、ビターオレンジ、
、フランキンセンス、ベルガモット、マンダリン、レモン 、ローズウッド
敏感肌のアロマテラピーは?
敏感肌や乾燥肌の人は、精油に対してトラブルを起こしやすい傾向があります。
アロマテラピーは、自然のものだから絶対安心と言うことはありません。
敏感肌や乾燥肌の人が精油を使用する時には、事前にパッチテストを必ず行って下さい。
また、精油だけでなく、キャリアオイルのみでのパッチテストも必ず必要です。
パッチテストの仕方はこちら≫≫
敏感肌の人が使えない精油 (詳細:禁忌一覧表
)
イランイラン、カルダモン、ゼラニウム、ティートリー、ブラックペッパー、ペパーミント、ベルガモット、メリッサ、ヤロウ、レモン、レモングラス
敏感肌の人が使える精油
オレンジ、カモミール、クラリセージ、グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド、シダーウッド、ジャスミン、ジュニパー、ネロリ、パチュリー、フランキンセンス、ベンゾイン、マージョラム、ミルラ、ユーカリ、ラベンダー、ローズ、ローズウッド、ローズマリー
高齢者のアロマテラピーは?
高齢者(65才以上)の場合でも、アロマテラピーは有効に活用できます。
風邪やインフルエンザが流行する季節には、殺菌作用がある精油を室内にたきこめることで、流行を防ぐことができます。
多くの精油は優れた殺菌力を持っていますが、レモン、グレープフルーツ、オレンジなど、柑橘系が特におすすめです。
空気中の雑菌に対しての、殺菌作用がすぐれているリモネンという成分を多く含んでいます。
また、ふさぎがちな、気分を安らかにすることができたり、不眠などで、お悩みの方にも良い精油があります。
そのほか褥瘡(床ずれ)をはじめ、さまざまな病状の改善に活用することもできるなど、
医療機関でも、メディカル・アロマテラピーとして、導入を進めているところが増えてきています。
精油の選択や注意点は、一般成人と基本的に同じですが、精油の濃度を半分にしましょう。
(詳細:医師が認めたアロマセラピーの効力
)
誰が使っても安心して使える精油は?
誰が使っても安心して使える精油
パチュリー、フランキンセンス、ローズウッド
心地よい香りを嗅ぎ、心身がリラックスすることで体の機能が増し、併せてその精油の持つ成分により免疫力もアップするなどといった働きをしてくれるのが精油です。
精油は薬ではありませんが、人生を充実させてくれる1つのツールとして、楽しみながら精油とお付き合していきましょう。