ダイエットをはじめた時は、みんな張りきって行うものですが、日ごとに退屈になり、1ヶ月もすると、ダラダラとマンネリ状態になりがちです。
また、停滞期の訪れで、体重減少に変化がなくなってくると、モチベーションも下がり、結局やめてしまうということにもなりかねません。
そんな退屈になりがちなダイエットに、アロマテラピーの香りを取り入れて、変化をつけてみてはいかがでしょうか?
では、ダイエットに効果のあるという成分とはどんなもので、そしてどのようなダイエット効果があるのでしょうか?
エッセンシャルオイルの香りの分類。
アロマテラピーで使うエッセンシャルオイル(精油)には、いろいろなタイプの香りがあります。
もともと天然の植物性の香りのため、その香りはとても複雑で、人工の香料のような単純さがありません。
主なものだけでも100種類近くもあり、名前や説明だけではイメージしずらい香りもありますが、香りの傾向でいくつかに分類する事ができます。
個性ある香りを、グループ分けしておくとわかりやすく、好きな香りや、心身の状態に合った香りを見つけやすくなります。
一般的な精油の香りは7つに分類され、同じタイプ同士の精油は香りの印象が似ているため、ブレンドするときも相性がよく、また違うグループでも、すぐ隣のグループの精油とは、合いやすいといわれます。
あなたも、お気に入りの香りのブレンドを探してみましょう♪
香りの系統別、効果と特徴。
柑橘系(シトラス系)
【効果・特徴】 グレープフルーツやレモンなど、柑橘系に代表される香りです。爽やかでみずみずしい印象の香り。
身近な果物をベースにした香りで、気分を明るく前向きにする作用があり、初心者にも扱いやすい精油です。
【代表的な香り】 オレンジ、グレープフルーツ、シトロネラ、タンジェリン、バーベナ、パルマローザ、ベルガモット、マンダリン、メリッサ、ライム、レモン、レモングラス
ハーブ系
【効果・特徴】 ハーブの葉や種子から抽出する精油で、森林の中にいるような深みのある香り。薬草をイメージさせる、すっきりとした香り。呼吸器に作用するものが多く、気分をスッキリさせてくれます。
料理などで使うハーブはここに分類されるものが多くあります。
【代表的な香り】 アンジェリカ、オリガナム、キャロットシード、クラリセージ、スィートマジョラム、セージ、セロリ、タイム、バジル、パセリ、ヒソップ、フェンネル、ペパーミント、ローズマリー、ヤロウ
ウッディ系(樹木系)
【効果・特徴】 樹木から抽出する精油で、葉や木部のやや渋い、少しほろ苦さのある爽やかな香り。
森林浴をイメージさせ、ストレスを解消したい時や、リラックスしたい時に使用します。
【代表的な香り】 カユプテ、サイプレス、シダーウッド、ジュニパーベリー、ティートゥリー、ニアウリ、パインニードル、バーチ、ヒノキ、プチグレン、ユーカリ、ローズウッド
スパイス系
【効果・特徴】 いわゆるスパイスの香り。独特な雰囲気を持ち、印象に残る香りが多いのが特徴。
スパイス類の種子から抽出する精油で、ピリッとした刺激のある香り。
料理にも使われる香辛料が原料のスパイシーな香り。ポジティブな気持ちにしてくれ、体を温める作用に優れています。刺激が強いものが多く、使用には注意が必要です。
【代表的な香り】 カルダモン、クローブ、クミン、コショウ、コリアンダー、シナモン、ジンジャー、スィートフェンネル、ナツメグ、ブラックペッパー、ローレル
樹脂系(レジン系)
【効果・特徴】 樹木からにじみでた樹脂から抽出する精油で重い香り。
このような樹脂由来の香りはレジン系とも呼ばれます。
粘度の高い精油が多いため、テクニック作りコスメのクリームなどに使われます。
【代表的な香り】 カンファー、フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ
エキゾチック系
【効果・特徴】 東洋的な重く甘い個性的な香り。不安感や動揺を鎮める作用があります。
香りにクセがあるので、多くはブレンドして使用します。
【代表的な香り】 イランイラン、サンダルウッド、パルマローザ、パチュリー、ベチバー
フローラル系(花系)
【効果・特徴】 多くは花から抽出する精油で、甘く華やかで優しい香り。
花から抽出した精油で女性に人気があります。香りが長持ちするため、広い用途で使われます。
【代表的な香り】 カモミール、ジャスミン、ラベンダー、ゼラニウム、ネロリ、ラバンジン、ラベンダー、ローズ
ブレンド上達の秘訣「ノート」とは?
1つの香りをつくるのに、香り立ち速度が異なる香りを、数種類組み合わせてブレンドすることで、深みのある、より個性的な香りを作ることができます。
香り立ち速度を「ノート」と呼び、トップ、ミドル、ベースの3つに分類することが出来ます。これは嗅覚の反応けでなく、エッセンシャルオイル(精油)の性質が関係していて、揮発性が高いほど、香り立ちのスピードが早くなります。
トップ、ミドル、ベースの3種類のエッセンシャルオイルをブレンドすると、最初はトップの香りが強く、次にミドル、最後にベースと移行していきます。
性質を考えてブレンドするとバランスよく香りが広がります。はじめに香りを広げたい場合はトップ、香りを引き締めたい場合はミドル、香りに深みを出したい場合はベースを足してみるなど、少しずつ試しながらブレンドしてみてください。
トップノート(Top note)
【効果・特徴】揮発性が高いのが特徴で、最初ににおい立ち、香りの持続性がないタイプです。(持続時間約2時間)
【代表的な香り】 オレンジ、カユプテ、グレープフルーツ、コリアンダー、シトロネラ、ジンジャー、スペアミント、タンジェリン、ティートリー、ナツメグ、ニアウリ、パルマローザ、バジルペパーミント、ベイ、ベルガモット、マンダリン、メイチャン、ライム、ラベンダー、レモン、レモングラス、レモンバーベナ、レモンユーカリ、ユーカリ
ミドルノート(Middle note)
【効果・特徴】 揮発速度は中程度で、トップノートに続き香りが現れます。
これにより、全体のブレンドの香りを印象づけるメインの香りです。(持続時間約2〜6時間)
【代表的な香り】 イランイラン、カモミール・ジャーマン、カモミール・ローマン、クラリセージ、サイプレス、ネロリ、 ジャスミン、ジンジャー、ジュニパー、ゼラニウム、ティートリー、パイン、フィンネル、プチグレン、ブラックペッパー、マージョラム、マートル、メリッサ、 ラベンダー、ローズウッド、ローズオットー、ローズマリー、ローズゼラニウム
ベースノート(Base note)
【効果・特徴】 揮発性が最も遅いのが特徴で、時間がたってほのかに香り、他のノートが消えても長時間持続するので香りを長持ちさせてくれます。(持続時間約6時間以上)
【代表的な香り】 クローブ、サンダルウッド、シダーウッド、シナモン、パチュリ、フランキンセンス、ベチバー、 ベンゾイン、
ミルラ
※製品によって異なりますので、上記は1つの目安とお考え下さい。
- 癒しやリラックス、気分転換、など目的によって適したオイルがあります。自分の体調や気分に合わせて選んでみましょう。
- 【イライラしている】 クラリセージ・ラベンダー・ローズウッド
- 【緊張をほぐしたい】 イランイラン・ラベンダー・ベルガモット
- 【不安感にかられる】 ネロリ・オレンジスウィート・クラリセージ
- 【ゆっくり眠りたい】 ラベンダー・マージョラム・サンダルウッド
- 【気持ちが沈みがち】 ローズマリー・レモン・ ゼラニウム
- 【集中力を高めたい】 ユーカリ・バジル・ペパーミント
- ※ただし妊娠婦や乳幼児・アレルギー体質の人は、使用の際に注意が必要です。
- ( エッセンシャルオイル(精油)禁忌表
)