動画でわかる!エクササイズ 基本フォーム#01 (正しいストレッチングのしかた)
ストレッチングは、広い場所や特別な道具を必要とすることなく行えることから、愛好者が増えている運動の一つです。また、最近人気が高いヨガ、ピラティスもストレッチングのカテゴリーに入ります。
運動強度はそれほどハードでなく、比較的安全な運動ですが、一方で誰でも簡単に行える運動であると誤解されている面があります。
正しい方法で実施しなければ、筋を痛めたり、逆効果になってしまう場合があります。
なぜ逆効果になるのかというと、筋肉の中には、筋肉の長さを感知する器官が存在し、筋肉が切れてしまわないように、見張りをする役割をしています。
そのため、筋肉を反動をつけて無理に伸ばした場合などに、「筋肉が切れてしまう!」と判断して、逆に筋肉の緊張を高めてしまうのです。
せっかくストレッチで、筋肉の柔軟性を高めようとしたはずなのに、カッチカッチの状態になってしまい、十分なストレッチ効果が得られにくいという訳です。
ストレッチングの方法は大きく分けて、次の2種類に分類されます。
- バリスティックストレッチ(動的ストレッチ)
- 反動をつけて、急速に筋を引き伸ばす方法。
- スタティックストレッチ(静的ストレッチ)
- 筋をゆっくり限界近くまで伸ばしし、そのまま静止する方法。
一般的に、運動前のストレッチというのは、「反動をつけずに行なう」スタティックストレッチのことを指します。
「反動をつけて行なう」バリスティックストレッチは、筋肉などに急な負担をかけ、思わぬケガを招く恐れがあるため、専門のインストラクターの指導で行いましょう。
正しい呼吸法も非常に大切です。
小さい頃、ラジオ体操をするときに「1・2・3…」と掛け声をかけてしていましたね。あの掛け声は、息を吐きながらストレッチをする合理的な方法だったのです。
正しい呼吸を行うことで、運動中の筋肉に必要な酸素を、スムーズに供給することができ、そして脂肪燃焼効果もアップするという訳です。原則としては、力を入れるときにゆっくり吐くようにしましょう。
ポ
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イ |
【目的】正しいトレーニング法 |
ン |
ト |
【部位】全身
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- エクササイズ注意点
- ストレッチを、より効果的に行うためには、以下の項目を参考にして、正しいストレッチを行いましょう。
- 息を止めず自然な呼吸で...。
- 反動をつけずに、ゆっくりと...。
- 強く伸ばし過ぎないよう心地良い程度に伸ばしましょう。
- 伸ばした状態で、15〜30秒程度姿勢をキープ。
- 身体の、前後左右の筋肉を同様に、バランスよく行う。
※体の柔軟性は、十人十色。自己のペースで行いましょう。
筋肉を効率よくつけるなら、2〜3日おきにトレーニングを行うのが理想的です。
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- 【エクササイズ実施における注意事項】
- ・エクササイズの最中、身体に痛みや異変を感じたらすぐに休みましょう。
- ・妊娠中や生理痛がひどい方は医師に相談してから行ってください。
- ・記事の内容は効果・効用を保証するものではありません。
- ・事故やケガ等についてはkirei-laboは一切の責任を負いかねます。
- ・自己管理の元、ケガや故障のないよう十分に注意して行ってください。