ダイエットを始めた時は、右肩下がりに減っていた体重が
ある日を境に、横ばい状態に陥ります。ごはんもセーブできてるし、ちゃんと運動続けてるのに...Why?
これが噂の停滞期なのです。
ダイエット失敗者の多くは、停滞期がきっかけになってしまったといいます。
ダイエットの神様の悪戯なのでしょうか?ここを乗り切ると真のダイエッターと認められるのですが...
では、なぜ停滞期があるのでしょう?
停滞期にダイエットを諦めると、確実にリバウンドする!
人間の体にはホメオスタシス(恒常性)が備わっています。これは体の
自動調節機能で本人の意志とは関係なく働いています。
外側の環境に対して体温、血圧、血糖値などを一定の範囲内に保ち、健康を維持しているのです。
今までと食生活や運動量が変わり、食事を減らして無理な運動をすることで、
体が、危険な状態と判断しエネルギーをできるだけ消費しないようブレーキをかけるのです。
このことから、順調に減り続けていた体重は減らず、体脂肪もピタッと変化しなくなります。
停滞期が怖いのは、ホメオスタシス(恒常性)のスイッチが入っているため、カラダがエネルギーを蓄える方にシフトしているところです。少し油断すると、あっという間に体重が増えてしまうことになります。
体を守ろうと対策をしてくれている時なので、とてもありがたいのですが、
ダイエッターにとっては、大きな壁が立ちふさがった状態になります。
この状態のまま食事をもとに戻してしまうと、食べた分だけ体重が増えるという恐ろしい現象が始まります。
「運動しても、ぜんぜん減らないから、当分休もう。食事制限はちゃんとしているから大丈夫よ!」なんてこともNG×!
今運動を続けているから、エネルギー収支のバランスが取れているのです。その運動をやめた分、収支バランスは崩れ、やはり食べた分が、脂肪として着実に身についてしまいます。
このさまを、俗に ”リバウンド” と呼ぶのです。
停滞期を理解する!
停滞期の期間は人によって違いますが、だいたい3週間〜1ヶ月といわれます。
この時期に体重が減らないからといって、不安になる必要はありません。
ダイエットとは、順調期と停滞期が交互にやってくるもの。
例えるならば、体重がするすると順調に減る時期が階段の部分、どんなに頑張っても減らない停滞期が、階段の踊り場部分と考えて見ましょう。
では、停滞期を乗り切る方法とはスバリ!現在の状態を打破しようとせず、今まで通りの生活を続けることです。
◆ 停滞期に入ったら?◆
現在の体重を保ち現状維持を心がける。
食事は今まで通り現状維持を心がける。
運動も今まで通り現状維持を心がける。
以上の3つの心構えができれば、あなたのダイエットの80%は成功です。
一度この経験をすると次の停滞期には必ず落ち着いて対処できるようになります。
現在停滞期であるということは、消費カロリーが摂取カロリーより少なくなってきた事への生体反応(ホメオスタシス)なので、ダイエットは順調に成功している証なのです。まずこのことをしっかり理解しましょう。
停滞期の反応は、約1ヶ月程度で収束をむかえます。パニックになったり諦めムードにならずに、現在行っているダイエットを継続していきましょう。
人間の体は非常にうまく出来ていて、1ヶ月ほど消費カロリーと摂取カロリーが±0の状態が続くと、今度はホメオスタシスのスイッチをonからoffに切り替えます。
今は、危険な状態ではないと判断するのですね。それで停滞期は終了ということになります。
1度目の停滞期を乗り越えると、ダイエットは驚くほど楽になります。それはダイエットには停滞期というものがあり、そして必ず終わるものだということを実体験できるからです。
リバウンド攻略法は?
停滞期にいくら食事制限を頑張ったとしても、体が危機感を感じている状態なので、そう簡単には痩せません。
停滞期というのは体や脳が代謝を抑えようをしている状況だからです。
その停滞期にさらに食事を減らすと、身体は新しいエネルギーが入ってこないため、体脂肪以外の筋肉などの組織を分解してエネルギーに替えようとします。
停滞期には体脂肪を減らすことよりも、基礎代謝の量を増やすことに積極的に取り組みましょう。
基礎代謝の量を増やすということで一番重要なのは、やはり筋肉の量!
筋トレなどの無酸素運動を中心に、ウォーキングなどの有酸素運動を組み合わせて、筋肉の量を増やしてみましょう!
停滞期を乗り切るエクササイズ運動とは?
なかでも効果的なのは、大きい筋肉を鍛える運動がオススメ!
停滞期を乗り切るエクササイズはこちら≫≫
人間の筋肉の70%近くは、下半身にあるといわれています。そのため、スクワットで下半身を鍛えることが基礎代謝アップには効果的なのです。
スクワット運動は、体の中で一番大きいとされる、大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)が鍛えられます。また、大殿筋(お尻の筋肉)、ハムストリングス(太ももの後側の筋肉)、下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)も鍛えられ、ヒップがあがり、引き締まった脚になります。
さらに、スクワット運動では上半身のバランスも必要とするため、下半身の筋肉だけでなく、上半身の大きい筋肉(背筋・腹筋)も同時に鍛えられます。このことからも、基礎代謝アップには理想的なトレーニングといえるのです。
またスクワット運動なら、少々運動が苦手な人でも簡単にできます。また特別な道具も必要なく、いつでもどこでも場所を選ばないという、お手軽な点も見逃せません!
そして停滞期に入ったら、筋肉を作る材料となるたんぱく質、骨を作るミネラル、代謝の促進に必要なビタミンB群を積極的に摂取しましょう。バランスよい食事と、基礎代謝を保つための適度な運動の組み合わせが、停滞期を乗り切るポイントです。
法則その


減量の目安は体重の5%未満に!
ホメオスタシスが働くのは、体重が1ヶ月で5%以上減少した時といわれています。
この仕組みを上手く利用して、逆に1ヶ月で5%以内のペースで体重を落としていくと基礎代謝が下がりにくくリバウンドしにくい体になります。