人が痩せたり太ったりするのには、食べすぎや運動不足など色々ありますよね。
では、同じメニューを、同じ分量食べていても、やせている人や、体型の変わらない人がいるのはなぜでしょうか?最近その原因のひとつとして、遺伝子が関係していることが解明されてきました。
同じダイエットをしても効果に差がでるのはあたりまえ!自分の遺伝子をひもとくことで、ダイエットの成否が決まるといっても過言ではないのです。
生まれる前から体質は決まってる?
「遺伝子」とは親から子へ受け継がれる、いわば体の設計図。その遺伝子の数は約2万5千種類もあると言われています。その両親から受け継がれる遺伝子によって、私たちの顔や体型、体質など様々なものが決定されています。
私たちの生命は、母親の胎内で、受精卵がそれぞれ細胞分裂を繰り返しながら人間の形に形成されていきます。この細胞分裂の段階で、人間の体質はある程度決定されているということなのです。
遺伝子はさまざまな情報を伝えますが、その中にある代謝機能に関係する遺伝子に変異があると、人は太りやすくなります。その遺伝子こそが「肥満遺伝子」で、およそ50種類以上あると言われています。
その中に、日本人の97%がそのいずれかを持っているという遺伝子が3種類あります。
- β2AR(ベータ2アドレナリン受容体遺伝子)
- β3AR(ベータ3アドレナリン受容体遺伝子)
- UCP1(脱共役タンパク質1)
- 遺伝子型ダイエットでは、それぞれの体型のイメージに合わせて、「β2AR」をバナナ型、「β3AR」をりんご型、「UCP1」を洋なし型と呼びます。
- これらの型ごとに、体型だけではなく、基礎代謝量、脂肪のつきやすい場所、食べ物の好み、また効果的な運動方法など、特徴があることがわかってきています。
- また、性格にも傾向があるとのことで、自分の遺伝子を知ることは自分自身を知ることにもつながるのです。
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それぞれの遺伝子ごとの特徴とは?
遺伝子から導きだされる体型の特徴は、以下の3つに分けることができます。それぞれの具体的な特徴は...
- 【リンゴ型】
- 体型…内臓脂肪がつきやすく、みぞおちのあたりがポッコリと出る全体的に丸い体型。
- 性格…比較的温厚でマイペースな人が多い。
- 体質…基礎代謝が一番低く太りやすい。男性や更年期後の女性に多い。

- 嗜好…米やパンなど糖分の多いものや、ビールなどを好む。
- 特徴…消化が早く食べ過ぎの傾向に...
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- 【洋ナシ型】
- 体型…骨格が大きく筋肉質。 下半身が特に太り易く、お尻や太ももの脂肪が多い。
- 性格…頑固で気の強い人が多い。熱中しやすいタイプ。

- 体質…基礎代謝が低く太りやすい。女性に多い。
- 嗜好…脂肪分の多いもの、肉類や、揚げ物、ケーキ類などを好む。
- 特徴…皮下脂肪がつきやすく、内臓脂肪に比べ落としにくい。
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- 【バナナ型】
- 体型…手足がほっそりと長く、筋肉も少なく身体が薄い。下腹ポッコリの人が多い。
- 性格…神経質で完璧主義で、細かいところにもこだわる。

- 体質…基礎代謝が高めで食べても太りにくいが、一度太ると、筋肉が少ないので脂肪が燃えにくい。
- 嗜好…野菜や魚、果物、などヘルシーなものを好む。
- 特徴…消化器系が弱く、冷え性、むくみやすい人が多い。
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あなたはどのタイプに一番近いようですか?
2つの遺伝子の影響を受けることが多く中間型になるパターンがあるので、自分がどのタイプに傾いているかを見極め、自分の体質をしっかり理解することが大切です。
法則その


人が痩せたり太ったりするのは、遺伝子が決めている!
同じダイエットをしても効果に差がでるのはあたりまえ!
自分の遺伝子を知って、体質にあったダイエットを!