ダイエットにおいて、運動や食事制限は脂肪を燃焼させるためにも大切ですが、脂肪が燃焼させやすい体質作りも重要です。
脂肪を燃焼させやすい体を作るには、やはり基礎代謝をアップさせることが一番ですが、私たちが普段口にしている飲み物にもひと工夫するだけで、基礎代謝をアップさせ、脂肪を燃焼させるヒントがあります。
水で脂肪を燃やす!
まず、1日2
の水分を飲みましょう。
私たちの体は約60%が水分で構成されています。
水分は1日で汗や尿、呼吸などにより約2.5
(
参照
)
もの量を失っています。
水分の摂取量は、1日に2
以上を目安に摂取するのが良いとされています。
食事などでの水分摂取量は約1
程なので、足りない水分はどこかで補給しなくてはいけません。
水分を2
飲む事は結構大変なのですが、ダイエットをしている時は、食事を制限している場合が多く、どうしても食事から得られる水分が不足してしまいますし、有酸素運動をしていると汗をかくので水分不足になりがちです。
こんな興味深い調査結果があります。体脂肪率の高い人ほど、水分が不足しているというのです。
タニタ
の調べによると、体が大きな人や、筋肉量の多い人ほど、体水分量は多いそうです。
体重に占める体水分量は、体脂肪率が標準範囲の場合、男性:約55%〜65%、女性:約45%〜60%だそうで、基礎代謝の高い男性の方が、水分量が多いという結果が出ています。
基礎代謝に直接かかわる筋肉の維持のためには、カラダの水不足はNGなのです。
お水には
硬水と軟水
がありますが、硬水ほど、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルの量を多く含むため、代謝を良くし、便秘やお肌にも良いようです。ちなみに日本の水道水は軟水で、エビアンやコントレックスなどが硬水にあたります。
「水太りするんじゃない?」という意見も出てそうですが、基本的にカロリーゼロの水で太ることは不可能です。ただし冷たい水や、1度にまとめてがぶ飲みするのは、胃腸に負担をかけるのでNG!またむくみやすい人は、
カリウム
を多く含む食べ物を多くとるようにしましょう。
正しい水の飲み方はこちら
お茶で脂肪を燃やす!
痩せるお茶、ダイエット茶、という名称を良く耳にするようになりました。 特定保健用食品として認可されているものもあり、お茶の成分にも、体脂肪燃焼効果のあることが認められています。
注目の成分はカフェインやポリフェノール(カテキン)。脳に働きかけて自律神経を活性化し、体脂肪の燃焼を促進します。
- 【お茶のダイエット成分】
- ポリフェノール(カテキン)
- 血液をサラサラにして、コレステロール値を下げてくれます。
- カフェイン
- 褐色脂肪細胞に働きかけ、体脂肪の分解を促進。
- サラシア
- 糖質を分解する酵素の働きを抑制して、吸収を阻害する効果。
- 難消化性デキストリン
- 水溶性食物繊維で、糖質の体内への吸収をおさえます。
- カリウム
- 高い利尿効果を持つ成分。
お茶がダイエットに有効というのは、体脂肪に働きかける成分+「余分なカロリーを摂らないで水分を補給できる」というところが一番大切なポイントです。
法則その


ダイエット頑張っている方は水分補給をお忘れなく!!
体脂肪率の高い人ほど、体水分量が不足しています。
基礎代謝の高い男性の方が、水分量が多いという結果に...
筋肉を減らさないためにも水分補給を心がけましょう!
硬度
(こうど)
ミネラルウォーターに含まれている、カルシウムとマグネシウムの含有量から割り出された数値のこと。
硬度 100以下が軟水 / 300までが中硬水 / それ以上を硬水 と呼びます。
カリウム
(かりうむ)
カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりと、常に一定したよい体内の状態(恒常性)を維持するのに役立っています。
ナトリウム(塩分)を取り過ぎると高血圧の原因になりますが、カリウムには血圧を下げる働きがあります。
カリウムは、特にバナナ、メロン、アボカドなどの果実類、ほうれん草などの野菜類、さつまいもなどの芋類、大豆や小豆などの豆類、などに多く含まれています。