運動頑張ったのに、全然痩せてなかったことはありませんか?
逆に沢山食べても、思ったほど太っていなかったことはありませんか?
体重の変動には、色々な要素が密接に影響しています。
体脂肪はもちろん、筋肉もこの中に含まれますが、日々の変動は他の要素もとても大きいのです。
毎日の体重変化に、一喜一憂せず、リラックスしてダイエットに取り組みたいものです♪
体重増減にかかわる、5つの要素!

その
体脂肪
ダイエットを考えるとき、一番の敵は「体脂肪」です。
「やせて早くきれいになりたい!」とダイエットにはげみ、必要以上に体脂肪を落としてしまうことも少なくありません。
適度な体脂肪は、健康を維持する上でとても大切で、特に女性にとっての適度な体脂肪は、妊娠・出産のために非常に大切なものです。
体脂肪は、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2種類にわけられ、ともにエネルギーを貯蔵する重要な働きがありますが、違った性質も持ち合わせています。
皮下脂肪は、ウエストやおしり・太ももなどに多くつきやすく、しっかりとつまむことができる脂肪です。
体温保持のほか、外部からの衝撃をやわらげるクッションの役割を果たしています。
一方の内臓脂肪は、内臓のまわりの腸間膜(ちょうかんまく)に多く、外からつまむことができない脂肪です。
内臓を正しい位置に保ったり、衝撃をやわらげるクッションの役割を果たします。
皮下脂肪は、長期的なエネルギーの備蓄で、内臓脂肪は、一時的なエネルギー貯蔵をしています。
このことから、内臓脂肪は、皮下脂肪よりも早く減りやすい、落としやすい脂肪組織ともいえます。
ちなみに、お腹周り(腹囲)をベルトの穴1ケ分、およそ1cm減らすことで、約1kgの内臓脂肪を減らしたことになります♪
その
筋肉
筋肉の重さは、脂肪の約1.2倍と比重が異なる為、ダイエットのための運動により筋肉が増加することで、一定期間体重が増加する場合があります。
体重が何kg減ったかよりも、肝心なのは脂肪の量です。目的は皮下脂肪を落とす事!
そのためには体脂肪の変化を、きちんと把握しておきましょう。体重が増加していても、体脂肪が減少していたら、成功なのですから。
なにより筋肉は、体の中で一番多くのカロリーを消費しています。そのため、筋肉が減ると、それに伴ってカロリー消費量も減少し、体は余ったエネルギーを脂肪として蓄えはじめます。
筋トレなどで筋肉は増えますが、日常生活で使用しない筋肉は、維持するためのトレーニングを続けない限り、割りと短期間で衰えてしまいます。筋肉を増やすなら、筋肉の材料となるタンパク質を多く摂りましょう!
逆に、筋肉を減らしても痩せたい場合は、少し炭水化物を減らすと良いでしょう。
人間の体にとって、エネルギーとなる物質の基本は、炭水化物などから供給される糖質です。
この糖質が不足すると人体は、まず予備のエネルギーとして蓄えられているグリコーゲンという物質を分解し始めます。
しかし、グリコーゲンは長期間にわたって、たくさんのエネルギーを貯蔵するには向かない物質のため、すぐに空っぽになってしまいます。
そのため、骨格筋や重要な筋肉のタンパク質を分解し、糖質を作り出すことによって、エネルギーを確保しようとするのです。
※但し、炭水化物の減らしすぎは、イライラ・肌荒れ・生理不順・脱毛・免疫力低下・不妊症などのリスクがあります。ご注意ください。
筋肉量チェックはこちら≫≫