外食にはダイエットに不向きな要素が多く含まれています。メニューにカロリー表示がなくても、オーバーカロリーにならないような、外食センスを磨きましょう。
和食は素材のカロリーに着目!
カロリーが比較的低く、栄養バランスも理想的で、ダイエット中でも比較的安心だとされる和食。
でも和食と一言で言ってもたくさんの種類があります。ダイエットではオススメの定番ですが、気をつける点もいくつかあります。
和食メニューの選び方では、素材がわかりやすいものを選びましょう。複雑に調理されているものは、何が入っているのかわかりにくく、どんなものが使われているのか、素人でもわかりやすいものを選ぶのがコツ!
- 【和食のコツ】
- 丼物、揚げ物、は控える。
- カロリーが高く、食物繊維が少ないので注意が必要です。また調理方法が複雑で、醤油や味噌、砂糖などをたくさん使った料理も多く、塩分量のチェックも必要になります。
- 脂の多い肉を見極める。
- 和牛サーロイン、和牛カルビ、ひき肉、豚バラ、鶏もも肉など、比較的脂が多い食材を使用した料理は選ばないようにしましょう。
- 逆に、鶏(むね肉、ササミ)、牛(もも肉)、豚(もも肉、ヒレ肉)、牛豚鳥とも内臓などはOK。
- 魚でも脂の多い魚は気をつける。
- 魚の脂は体に良いとは言われますが、マグロのトロ、ブリ、サバ、サンマ、ウナギ、イワシ等は比較的脂が多くカロリーが高めということは憶えておきましょう。
- 反対に、白身の魚(タイ、スズキ、アジ)、貝類(アサリ、カキ、ホタテ)、タコ、イカ、エビなどは脂が少ない魚介類です。
- 魚を使った定食が安心。
- 魚料理の中でも、焼き魚や刺身定食定食など魚を使った定食は、カロリーも低くダイエット中はオススメ!(DHAやEPAが多く含まれ、脂肪細胞を減らす効果があります。)
- 野菜類、きのこ類、海藻類が安心。
- 低カロリーで食物繊維が豊富に含まれているため、ダイエットに適した食材。
洋食は隠れあぶらや、隠れマヨに要注意!
こってりとしているからこそ美味しく感じるのが洋食。洋食で、最も気をつけたいのは隠れたアブラ。
あっさりしたイメージでも脂たっぷりの料理もたくさんあるのが、洋食の落とし穴!
食材的には和食と同じでいいのですが、洋食では、隠れた脂を見抜くことが大切になってきます。
- 【洋食のコツ】
- ソースの脂
- デミグラスソース、ハヤシソース、マヨネーズいっぱいのタルタルソースなどは総じて高カロリー。
- 肉の脂
- ハンバーグ、ミートソース、肉を煮込んだシチューなどは、肉本体の脂たっぷり。
- チーズの脂
- グラタンやピザなど、チーズは動物性脂肪の塊です。
- 麺の油
- ペペロンチーノなど、あっさりしているように見えて絡まっている油は意外にたっぷり。油のカロリーはたった大さじ1杯で100kcalです。
- サラダの油
- 野菜サラダは一見ヘルシー!でもそのドレッシングにはたっぷりの油が...。そしてポテトサラダやマカロニサラダには、かくれマヨがたくさん!
- ご飯の油
- ピラフや、バターライスなど洋食の色つきご飯は要注意!バターで炒めた米は、通常のご飯の2倍近いカロリーになります。
中華は野菜メニューをチョイス!
揚げる・炒める・油を通すといったように、すべての工程で、油を大量に使った方法で調理されます。
さらに、片栗粉で" あん " というとろみをつけるのが中華の特徴です。
これは、あの大量の油を " 残らず口にする " ということになります。
相当に高脂肪・高カロリーだというのは言うまでもありません。
- 【中華のコツ】
- 野菜の炒め物
- ボリュームのわりには、300kcal程度とカロリー控えめのオススメメニュー。八宝菜、青椒肉絲(チンジャオロース)、回鍋肉(ホイコーロー)、麻婆茄子、青菜炒めなどは主菜として食べてもOK。
- 点心(蒸し)
- 水餃子、エビシュウマイなど加熱に油を使わない小さな点心類は、魚介類のもので1個20kcal前後、肉類を使っていても40kcal以下のものがほとんどで、安心して選べるメニューです。
- 豆腐料理
- 麻婆豆腐、家常豆腐(ジャーチャンドウフ)など、豆腐素材の料理は、1人前およそ300kcal程度!中華風冷奴の、涼拌(リャンバン)豆腐は、さっぱりとしてヘルシーです。
- 冷前菜
- 棒々鶏(バンバンジー)や、くらげの冷菜など、調理に油を使わない料理をチョイスするとカロリー控えめ。
法則その


各国の料理の特性をつかむ!
- 和食は素材のカロリーに着目!
- 洋食は隠れあぶらや、隠れマヨに要注意!
- 中華は野菜メニューをチョイス!
オーバーカロリーにならないような、外食センスを磨きましょう。