ダイエットの基本は、栄養バランスのよい食事を食べる事。でもいくらバランスの良い食事でも、食べ過ぎるとやはり太ります。でも脂や肉を比較的たくさん使う洋風や中華などは、和食に比べ同じ量を食べても太る可能性があります。
でも和食を食べていると、痩せるというわけではありません。和食に使われている食材には、ダイエットの助けになる食材が、沢山使われているということなのです。
外国人が日本食(和食)に関心を寄せているのは、ダイエット食、健康食としての和食ブ−ムが背景にあるのでしょう。日本人としては、再度見直してみる必要があるのでは?
和食には低脂肪メニューがたくさん!
脂質を控えることが、ダイエット成功の決め手。油やバター、生クリーム、脂肪たっぷりの洋食に比べて、和食は基本的に低脂肪。
焼き物、煮物、刺身、酢の物、和え物など、油を使わない料理が組み合わせやすいからです。
平均的な朝食で、洋食と和食でのカロリーと脂肪量を
比較
してみました。やはり調味料での脂質量の差が、カロリーにも影響を与えているようです。
一見同じくらいの食事量に見えて、和食と洋食とでは、カロリーに3割近くの差があるという興味深い結果に...
和食はお通じにいい!
さらに和食は、野菜や海藻など食物繊維の豊富な食材と相性がいいというメリットもあります。
なにより食物繊維は、体内の余分な脂肪を排出する働きがあり、ダイエット中に悩まされがちな便秘の解消にも役立ちます。
しかも食物繊維が豊富な食材は、低エネルギー。また生野菜のサラダに比べ、煮物などにすることで、見かけの量も減り、たくさん食べることが出来ます。お腹いっぱい食べても、脂質が少なく安心のダイエットメニューです。
きのこの炊き込みごはん、根菜類の煮物、海藻の酢の物など、和食ならではの食物繊維たっぷりメニューを取り入れましょう。
ダイエット時の夕食は、和食ダイエットのススメです。
朝食や昼食に比べて時間をゆっくり取れるため、夕食はどうしてもボリームのある食事となります。
また朝食や、昼食後は、まだまだ活動時間帯なので、カロリー消費も可能ですが、夕食後は入浴して寝るだけとなり、摂取したエネルギーが消費されません。
その上夕食時は団欒しながら、アルコール類を飲んだり、デザートを取ったりと、自然とカロリーオーバーになりがちです。またカラダが休息に向かう時間帯なので、摂取したエネルギーが体脂肪になりやすくなります。
夕食を制することが、ダイエットのキモといえるかもしれません。夕食で、その1日の摂取カロリーとエネルギー消費の収支決算ができます。
お昼ちょっと食べ過ぎた人もここで調整できます。また、足りなかった栄養素の補給なども考えながらの献立にします。
たくさん食べても太らないようにするためには、揚げ物や炒め物、天ぷらなどの脂肪の多い物を控えます。
夕食で油を摂ると寝ている間に体脂肪として蓄積されます。
ご飯などの炭水化物と脂肪とでは、炭水化物が優先的に燃え、脂肪は蓄積されるためです。
焼き魚や煮物、刺身などの低脂肪の調理法で、タンパク質をたくさん摂ります。タンパク質の合成は夜寝ている間ですから、夕食でタンパク質を補給すると、新しい筋肉をつくり出すことにつながり、基礎代謝を高めてくれますよ♪
和食は基本的に低脂肪で、煮物や焼き物、酢の物、和え物など、油を使わない料理が組み合わせやすいのが特徴です。
和食なら、少しぐらい食べ過ぎてもリカバリーしやすく、また、空腹感に耐える無理なダイエットよりも、油ものを避けながら、和食をお腹いっぱい食べる方が、ストレスもたまらず、ダイエットに成功する確率も上がるのではないでしょうか?
法則その
和食で、簡単カロリー30%OFF!
和食は基本的に低脂肪。油を使わない料理が組み合わせやすいからです。
ただし「和食ダイエット」でちょっと気をつけたいのが、塩分の摂り過ぎです。味付けはうす味で!
平均的な朝食の、洋食と和食の比較 (カロリーと脂肪量) |
洋食 |
和食 |
トースト(2枚) |
356kcal |
5.9g |
ごはん(1膳) |
168kcal |
0.3g |
目玉焼き |
94kcal |
10.3g |
焼シャケ |
171kcal |
5.1g |
サラダ |
126kcal |
0.24g |
生卵 |
94kcal |
10.3g |
ドレッシング(15g) |
60.9kcal |
6.3g |
醤油(5g) |
3.6kcal |
- |
コーヒー |
31kcal |
0.3g |
味噌汁 |
61kcal |
1.1g |
調理油(5g) |
46kcal |
5.0g |
- |
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- |
洋食合計 |
713.9kcal |
28.4g |
和食合計 |
497.6kcal |
16.8g |
(データ参照:五訂日本食品標準成分表)
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