「夜遅くに、ご飯を食べると太る!」というダイエットの噂のような格言のようなものがありますが、本当なのでしょうか?
本当ならなぜ、太るのでしょうか?
では、仕事柄、昼夜逆転した生活を送っている人も、同じく夜遅くにモノを食べると太りやすいのでしょうか?色々な疑問が浮かんできますが...
なんで? どういう理由で?
つ目に、食べてすぐに寝てしまうため「エネルギーが消費されず、脂肪としてため込まれる」というのが1つ目の理由です。
カラダには、交感神経と副交感神経という二つの自律神経が備わっています。 交感神経は、からだを活発に動かす昼間に働き、胃の活動を活発にし、消化や吸収を促します。
かわって夜になると副交感神経が活発になり、1日の疲れを癒すため、カラダを休息モードにし、体に入った 栄養素を体内に蓄えようとようと働きます。
日本大薬学部の研究(榛葉繁紀講師)らの研究によると、生体リズムを刻む体内時計を調節している BMAL1 というたんぱく質が、細胞内への脂肪の蓄積と密接に関係しており、細胞内に BMAL1 の量が多いと、脂肪の量も多くなることに着目した。
研究チームは、体内の BMAL1 の量は、一日のうち午後10時から午前2時ごろが最高で、最も少ない午後3時ごろの約20倍に達するため、夜遅くの食事を避ければ肥満予防につながると考えられる」と発表した。
日本大学薬学部薬学科准教授 榛葉繁紀 先生
このことからも、夜遅く食べたものは体脂肪として蓄えられやすいのです。このため食べてすぐ寝ると、エネルギーは使われずにただため込まれるだけです。少なくとも、寝る前の3時間はモノを口にしないほうがいいでしょう。
つ目に、食事誘導性熱産生(DIT)による消費カロリーが昼間より少ないという点です。
ご飯を食べると体が熱くなるのを感じたことがある人は多いと思います。
食べ物を消化・吸収するときに体がエネルギーを発散しカロリーを消費しますこれを、 DIT と呼びます。
この DIT は、食べる時間によって量が違い、 朝
昼
夜 の順番になります。つまり、朝食べたほうが、夜食べるより消費するカロリーが多いということなのです。
つ目には、食べてすぐ寝てしまうと、消化・吸収が遅れ、翌朝まで食べたものが胃の中に残ってしまいやすくなります。
このため胃もたれが起きたり、空腹感が出ないため朝食を抜くケースが多くなります。朝食を抜くと、午前中の体温が上がらず、脂肪燃焼効率が下がり、結果的に太りやすくなるということなのです。
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法則その
「夜遅くに、ご飯を食べると太る!」のはホント!
- 夕食はなるべく午後8時くらいまでに済ませましょう。
- 夕食は低カロリー・低脂肪で消化吸収のよいものをとりましょう。
- 朝食や昼食が少なめで、夜ドカ食いというような食生活を改めましょう。
就寝3時間前までには、食事を済ます習慣を...。