おにぎりやお弁当、定食やどんぶり物のご飯。ダイエッターの多くが気にしていると言われる『お米』のカロリー。実際皆さんも、量を減らしたり、残したりしているのではないでしょうか。
糖質の取り過ぎが肥満の原因なら、体内で糖質に分解され、エネルギーに変わるご飯やパンなど、主食の炭水化物を抜けば、早くやせるのでは ... ?
こんな理由から“炭水化物”ダイエットをする人が増えています。
ご飯は食べてないけれど...
最近「太るからご飯は食べないの!」と言って、主食抜きダイエットをしている人がいます。
これには大きな落とし穴があるんです!それは、お米を減らしても、絶対量の物足りなさから、おかずを食べ過ぎてしまっている傾向があるっていうことです。
せっかくご飯を減らしても、脂肪分の多いおかずを知らない間にたくさん食べていたら、痩せるどころか逆に太ってしまいますね。
お米は脂肪になりにくい?
ダイエットでは敬遠されがちな『お米』ですが、ちなみに、炭水化物と脂質のエネルギーを比較してみると、炭水化物では1gあたり4kcalで、脂肪1gあたり9kcalと半分以下なのです。
そして『お米』の良いところは、消化・吸収がゆるやかなため、腹持ちがよいというところです。また、粒状のものを食べるので、かならず噛まないといけません。
法則
でも出てきますが、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぐ効果があるんです。そして、インシュリンの分泌を促進させないため、脂肪がつきにくいんです。
ご飯を抜くと、筋肉が減っていく?
脳の唯一のエネルギー源は、糖質ですが、脳は、脂肪をエネルギーとして利用することができません!
ですから、ごはんの量を減らし、糖質の摂取量が不足してくると、脳は非常食として、肝臓や筋肉に蓄えておいたグリコーゲンを消費します。
しかし、「ごはん抜きダイエット」を続けていると、やがて非常食であるグリコーゲンは、枯渇します。そうなると、脳は、糖質を確保するために、筋肉を分解し、消費し始めるのです。そのため、本来減らしたいはずの脂肪には手がつけられず、筋肉が減っていくのです。
そして筋肉が減ると基礎代謝が低下するため、太りやすい体になっていくのです。ごはんをきちんと食べることこそが、ダイエットの基本です。
ご飯のほうがたくさん食べられる!
糖尿病の食事療法で用いられる 『食品交換表』
では主食のグループで、「食パン30グラムと、ご飯50グラムを交換することができる」といった具合で、同じカロリーでもたくさん食べられるんですよ。
たくさん食べられて、満腹感が得やすいごはんを上手に取り入れて、健康で美しい体を手に入れましょう!
法則その
ごはん抜きダイエットは太りやすい体を作る。
お米に含まれる炭水化物や糖質は、エネルギーとして消費されやすく、体内にはあまり残りません。脂肪になりにくいんです。
その上、ダイエット中に必要とされる栄養素(タンパク質・ミネラル・ビタミン・食物繊維)が豊富な食べ物なんですよ。