基礎代謝
は、筋肉量
によって決まってきます。それは、基礎代謝の大半は筋肉によって消費されるからです。
筋肉が、脂肪を除いた体の組織の中でおよそ40%を占めているため、筋肉量が多いほどエネルギーがたくさん必要となります。つまり、基礎代謝はその人の筋肉量によって大きく左右されると考えてよいのです。
基礎代謝が高い人は、脂肪がつきにくい!
同じ体重の人でも、基礎代謝が高い人は、たくさん食べてもどんどんエネルギーが消費され、脂肪が蓄積しにくい体質です。脂肪率が低く、筋肉量の多い人に多く見られます。
逆に基礎代謝の低い人は、エネルギーの元となる脂肪が燃えにくく、余ったエネルギーが、脂肪として体内にため込まれやすい体質になります。脂肪率が高く、筋肉量の少ない人に多く見られます。
年をとると太りやすくなるのは?
基礎代謝は、成長するにつれて高くなり、18歳から20歳前後をピークに、その後は徐々に減少していきます。
個人差はありますが、加齢によって筋肉が衰えて減少してしまうため、40歳を過ぎる頃から、急激な下降線をたどります。
また、女性は男性に比べて、基礎代謝が低い傾向にあります。それは、女性には妊娠・出産という大切な役目があるため、男性よりも多くの体脂肪を蓄えており、筋肉量が少ないことが原因といわれています。
人間の身体は、10代まで成長ホルモンの働きが活発で、筋肉を増やそうと働きます。
ところが20歳をピークに、成長ホルモンの分泌がどんどんと減っていき、それとともに筋肉量も減少していきます。
30歳を過ぎても、運動を続ければ筋肉の減少に歯止めがききますが、一般的な生活では、加齢とともに運動量も減少傾向にあり、徐々に筋肉量が減っていきます。
その結果、基礎代謝が40歳を境に急激に落ちていってしまうのです。
20代の時に1日2000kcalの食事で太らなかった人でも、40歳で5%程度基礎代謝が下がっている人の場合、同じカロリー量でも1年で体脂肪が約3kg超、増える計算になります。
基礎代謝をあげる簡単な習慣!
基礎代謝をアップさせるために、ぜひ心がけたいことがあります。
普段、くつろいでテレビを見ているときや、食事を摂っているときなど、背中が丸まったり、片側に傾いたり
していませんか?
この時、意識して背筋を伸ばして座れば背筋や腹筋などの筋量アップにつながります。
座り方を意識するだけでかなり効果があるのです。
筋トレやジョギングなどで筋力アップするのは、なかなか時間がとれない人でも、
何気ないことですが、この方法なら、トータルするとかなりの時間になってきます。
ちりも積もれば方式で、簡単に基礎代謝をアップさせて、脂肪の燃えやすい体つくりをしましょう。
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◆基礎代謝量を計算してみましょう。◆
このツールは、ハリス・ベネディクト方程式を日本人向けにアレンジした公式を採用しています。
個々の条件によって基礎代謝量は変わります。ひとつの目安としてお考え下さい。
ハリス・ベネディクト方程式とは?
基礎代謝量の計算方法として、18才以上を対象にした「ハリス・ベネディクト方程式」があります。
この計算方法は、欧米で主に用いられている基礎代謝の計算式のため、日本人と欧米人との体格差から、計算数値が多少(2〜5%)高く出てくるようです。
ハリス・ベネディクト方程式で計算する。 ≫≫
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